なぜ、先人はシルクロードを描くのか?
以前お客様に砂漠と月夜を描いて欲しいと言われた。でも私は砂漠も砂漠の中の月も経験した事がなくまだそのリクエストに答えていない。
先日の日曜日美術館は、女子美の先輩
入江一子さん101歳だった。
6歳からほぼ毎日絵を描いているという入江さん。溢れる色彩は、希望そのものだ。
もう、いまは容易く行くことのできない
シリアやアフガニスタン、シルクロードの30カ国以上を巡り描いてきた。入江さんは民族を描きたくて世界を巡ったと語っていた。入江さんが見た純粋で優しい民族。つい何十年かのうちに世界が失ったものは大きい。得たものは何なのか。
1世紀描き続けている先輩に、自分の描きたい世界を自問自答する日々だ。
因みに次回の日曜日美術館は、鹿児島のしょうぶ学園。こちらも楽しみ✨